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ハワイ特典エコノミー航空券で持ち出し90,310円。これってお得なの? 

特典エコノミーハワイ
hishoco

こんにちは、ANAスーパーフライヤーズの会員で、ANAライフタイム341,864マイルのヒショコです。

2026年5月1日、ANAの燃油サーチャージが改定され、すべての路線の負担額が大きく跳ね上がりました。これにより、ハワイ特典エコノミー航空券の“持ち出し額”は、2026年4月末までの 57,610円 から、改定後は 90,310円 へと一気に増加。わずか1回の改定で +32,700円、約1.6倍という過去最大級の値上げとなりました。

特典航空券といえば「マイルで気軽にハワイへ行ける」というイメージが強かっただけに、この変化は衝撃的です。いままで“お気軽に行けていた”特典マイルのハワイエコノミークラスが、ずいぶん遠のいてしまった──これが率直な感想です。 マイルさえ貯めておけば、あとは数万円の諸費用でハワイへ行けた時代とは、明らかに状況が変わってしまいました。

もちろん、現金運賃も高騰しているため、マイル+9万円で行けるならまだ価値は残っています。 それでも、かつての「マイルでハワイはお得!」という感覚とは、もう別物になりつつあります。

いままで特典航空券と聞くと「マイルで無料で飛べる」というイメージが強いものの、実際には燃油サーチャージや税金などの諸費用は別途必要です。今回の改定によって、その“別途必要な費用”が大幅に増えたことで、特典航空券の価値そのものが揺らぎ始めています。

目次

特典航空券の価値はどう変わった?

現金運賃も高騰しているため、相対的にはまだ価値が残る

では、この値上げによって 特典航空券の価値はどう変わったのか。 結論から言えば、エコノミークラス特典の“お得感”は確実に低下しました。 マイルを使っても、結局9万円近い持ち出しが必要になるため、「本当に特典で取る意味があるの?」と感じる人が増えても不思議ではありません。

ただし一方で、2025〜2026年のハワイ行きは現金運賃も高騰しており、夏のピークには往復15〜20万円台が当たり前。こうした状況では、マイル+9万円でハワイ往復できるなら、現金よりはまだ安い という現実もあります。 つまり、絶対的には高くなったけれど、相対的にはまだ価値が残っている──これが2026年のハワイ特典航空券の立ち位置です。

さらに、今回の値上げで影響を受けやすいのはエコノミー特典であり、現金価格が高いビジネスクラスやプレエコは、依然としてマイルの価値が高いまま。今後は「エコノミー特典より、プレミアムエコノミーを選ぶ、もう少しマイルをためてビジネスクラスを選択するの方が得」という流れがより強まっていくでしょう。なぜなら、どのクラスでも燃料費や税金は同じだからです。

ただしマイル単価は下落傾向

燃油サーチャージの増加によって1マイルあたりの価値、いわゆる“マイル単価”は確実に下落しています。以前は2.5〜3円/マイルを狙える時代もありましたが、現在はそこまでの価値を引き出すのが難しくなっています。

“特例で”燃油サーチャージを抑えている

2026年5月1日〜6月30日購入分だけの特例措置

さらに重要なのは、今回の燃油サーチャージが“本来より抑えられた金額”であるという点です。ANAは公式に、2026年5月1日から6月30日購入分については、中東情勢を踏まえた日本政府の「緊急的激変緩和措置」による燃料補助を反映し、本来適用されるはずの高い燃油テーブルではなく、1段階低いテーブルを特例で適用していると説明しています。

それ以降は?

また、今回の燃油サーチャージ改定では、特典航空券だけでなく、一般の現金購入チケットにも影響があります。航空券本体の運賃、燃油サーチャージ、そして税金を含めた総額は、本来であれば中東情勢による燃料価格の高騰を受けて、さらに高い水準になるはずでした。しかし、日本政府が実施している「緊急的激変緩和措置」による航空機燃料への補助が適用されているため、ANAは2026年5月1日から6月30日までの購入分に限り、運賃額そのものを軽減しています。(通常購入券時の運賃)つまり、現在の価格は“本来よりも抑えられた状態”であり、政府の補助がなければ、一般の航空券も特典航空券も、さらに高額になっていた可能性が高いということです。

ハワイ線の燃油サーチャージは片道36,800円に抑制

そのため、ハワイ線の燃油サーチャージは片道36,800円、往復73,600円に抑えられていますが、これでも最終的な持ち出しは90,310円に達します。ANA自身も「本来の燃料価格を反映した場合より低い金額に抑えている」と述べており、今回の値上げは“抑えたうえでの値上げ”という複雑な状況です。

まとめ:昔ほどお得ではないが、価値はまだ残る

こうした背景を踏まえると、ハワイ特典エコノミー航空券の価値は、昔ほどお得ではなくなったものの、現金運賃が高騰している現在では、依然として一定の価値が残っていると言えます。ただし、エコノミー特典の黄金時代は確実に終わりつつあり、今後はプレミアムエコノミー、ビジネスクラス特典のほうがマイルの価値を引き出しやすい時代へと移行していくでしょう。

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