この記事は、ハワイ旅行を計画している日本人旅行者や、初めてハワイへ渡航する方に向けて書かれています。
ハワイへの渡航にはESTA(電子渡航認証システム)の申請が必要ですが、なぜ72時間前までに申請しなければならないのか、どのような手続きが必要なのか、公式サイトや料金、よくある失敗例や注意点まで、初めての方でもわかりやすく解説します。
また、筆者はESTA申請後に確認ミスにより、渡航できなかった苦い経験があります。その体験を踏まえて、読んでもらえると嬉しいですし、この記事を読むことで、ハワイ旅行前のESTA申請に関する疑問や不安を解消し、安心して出発できる準備を。

私は家族旅行の際、ESTAの登録に不備があり、私だけが同じ飛行機に搭乗できませんでした…。
皆さんは同じようなことが起こらないように、申請内容をしっかり確認してくださいね。
ハワイへのESTA申請の基本
ESTAとは?ハワイ渡航に必要な理由
ESTA(エスタ)とは、アメリカ合衆国が導入している電子渡航認証システムのことです。
日本を含むビザ免除プログラム(VWP)参加国の国民が、観光や短期商用目的で90日以内の滞在をする場合、ビザの代わりにESTAの取得が義務付けられています。
ハワイはアメリカの一部であるため、ハワイへの渡航や乗り継ぎでもESTAが必要です。
ESTAが未取得の場合、航空機への搭乗や入国が認められないため、必ず事前に申請しましょう。
- 90日以内の観光・商用目的で必要
- ハワイもアメリカ本土と同じ扱い
- ESTA未取得だと搭乗・入国不可
ESTA申請の流れと必要書類
ESTA申請はオンラインで完結します。スマートフォン、PCからESTAオンライン申請サイトに飛びます。
申請には有効なICパスポート、クレジットカードまたはデビットカード、連絡先情報、滞在先住所などが必要です。
公式サイトにアクセスし、必要事項を英語で入力し、申請料を支払うことで手続きが完了します。
申請後、通常は数分から72時間以内に審査結果が通知されますが、まれに追加審査が必要な場合もあるため、余裕を持って申請しましょう。



申請先へは、スマートフォンを使われるのが便利です。
- パスポート(有効なIC)
- クレジットカードまたはデビットカード(支払いが発生します)
- email アドレス
- 連絡先・滞在先情報
- 公式サイトで英語入力(日本語翻訳あり)
ハワイ入国におけるビザ免除プログラムについて
ビザ免除プログラム(VWP)は、日本を含む特定の国の市民が、観光や短期商用目的でアメリカ(ハワイ含む)にビザなしで入国できる制度です。
この制度を利用するには、ESTAの事前取得が必須となります。
ESTAが承認されていれば、90日以内の滞在が可能ですが、入国審査官の判断によっては入国が拒否される場合もあります。
また、ESTAはあくまで入国許可ではなく、渡航認証である点に注意しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
対象国 | 日本を含むVWP参加国 |
滞在期間 | 90日以内 |
必要書類 | ESTA認証 |
ESTA申請の有効期限と再申請のタイミング
ESTAの有効期限は、承認日から2年間、またはパスポートの有効期限が切れるまでのいずれか早い方となります。
有効期限内であれば何度でもアメリカ(ハワイ含む)への渡航が可能ですが、パスポートを更新した場合や、ESTA申請時の情報に変更があった場合は再申請が必要です。
また、ESTAの有効期限が切れる前に次回の旅行が決まっている場合は、早めに再申請しておくと安心です。
- 有効期限は2年間
- パスポート更新時は再申請必須
- 情報変更時も再申請が必要
なぜ72時間前までの申請が必要なの



ここで私のダメな失敗談を書きますね・・・
私は渡航の3週間前に、家族全員分のESTA申請を済ませました。ところが、出発当日の航空機の事前オンラインチェックイン(出発24時間前)で問題が発生しました。家族は全員スムーズにチェックインできたのに、私だけができなかったのです。慌てて航空会社に問い合わせても原因が分からず、ESTAにもメールしましたが返事はありません。出発まで数時間となり、本当に焦りました。控えを確認すると、原因は単純なものでした。パスポート番号の入力ミスです。ESTA申請時には受理されていたのですが、航空会社に登録していた番号と異なっていたため、チェックインができなかったのです。なぜこのミスに気づけなかったのかというと、ESTAにはパスポート情報をAIで読み取る機能があり、そこで 数字の「3」と「8」が読み間違えられていたのです。私はAIを信じ切ってしまい、名前は確認したもののパスポート番号までは確認しませんでした。原因が分かったのは、なんと搭乗の5時間前。急いで再申請を試みましたが、移動中の車内では手続きがうまく進まず、クレジットカード決済もエラー続き。空港の搭乗窓口で事情を説明しても、「ESTAが受理されていない限り搭乗不可」と言われてしまいました。最終的に、家族が搭乗する飛行機の離陸寸前に申請は受理されましたが、残念ながら私はその便に乗ることはできませんでした。翌日の出発となりましたが、渡航先にはいけました。この経験を通して強く感じたのは、ESTA申請後には必ず名前やパスポート番号を一字一句確認することの大切さです。AIに頼りきりにせず、自分の目でしっかり確認することをおすすめします。
ESTAの審査時間と申請のタイミング
ESTAの審査は通常数分から数時間で完了しますが、まれに追加審査が必要となり、最大で72時間かかる場合があります。
そのため、アメリカ政府は渡航の72時間前までに申請を完了することを強く推奨しています。
直前の申請では、万が一審査が長引いた場合に搭乗できなくなるリスクがあるため、余裕を持ったスケジュールで申請しましょう。
- 通常は即時~数時間で審査完了
- 追加審査で最大72時間かかることも
- 72時間前までの申請が推奨される理由
旅行が近い時の申請手続きの注意点
旅行直前にESTAを申請する場合、審査が間に合わないリスクがあります。
特に週末や祝日、申請が集中する時期は審査が遅れることもあるため、早めの申請が重要です。
また、入力ミスや支払いエラーが発生した場合、再申請や修正に時間がかかることもあるので、余裕を持って手続きを進めましょう。
どうしても直前になってしまった場合は、申請後すぐに結果を確認し、承認が下りているか必ずチェックしてください。
- 直前申請はリスクが高い
- 入力ミスや支払いエラーに注意
- 承認状況を必ず確認
ハワイ旅行前に知っておくべきESTA関連の質問
ハワイ旅行前には、ESTAに関するさまざまな疑問が生じることがあります。
例えば「ESTAが承認されなかった場合どうする?」「家族やグループでまとめて申請できる?」「ESTAの申請内容を後から変更できる?」などです。
これらの疑問に対しては、公式サイトのFAQや大使館の情報を参考にし、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
また、ESTAの申請状況は公式サイトでいつでも確認できるので、旅行前に再度チェックしましょう。
- 承認されなかった場合の対応 *メールによる問い合わせは時間がかかる。*電話の即時対応困難
- 家族・グループ申請の可否
- 申請内容の変更方法(再度登録をやりなおす)
ESTA申請の公式サイトと料金
ESTA申請の公式ウェブサイトについて
ESTAの申請は、アメリカ合衆国国土安全保障省(DHS)が運営する公式ウェブサイトから行う必要があります。
公式サイト以外にも代行業者のサイトが存在しますが、手数料が高額になる場合や、個人情報の取り扱いに不安が残ることもあるため、必ず公式サイトを利用しましょう。
公式サイトは日本語にも対応しており、初めての方でも安心して申請できます。
申請後は、申請番号を控えておくと、後から状況確認や再申請がスムーズです。
- 公式サイトはDHS運営
- 日本語対応で安心
- 申請番号は必ず控える
ESTA申請の手数料と支払い方法
ESTA申請には、2025年現在で一人あたり21米ドルの手数料がかかります。(2025年の後半には値上がりが予定されています。)
この手数料は申請時にオンラインで支払う必要があり、支払いが完了しないと審査が開始されません。
代行業者を利用した場合は、別途手数料が加算されるため、公式サイトからの申請が最も経済的です。
支払い後の返金は原則できないため、入力内容をよく確認してから手続きを進めましょう。
クレジットカード・デビットカードでの支払い方法
ESTA申請の手数料は、クレジットカードまたはデビットカードで支払うことができます。
主要な国際ブランド(VISA、MasterCard、American Express、Discover、JCBなど)が利用可能です。
カード情報の入力ミスや、利用制限がかかっている場合は決済エラーとなるため、事前にカードの有効性を確認しておきましょう。
また、家族分をまとめて申請する場合も、それぞれの申請ごとに支払いが必要です。
- VISA、MasterCard、AMEX、JCBなど対応
- カードの有効性を事前確認
- 家族分も個別に支払い
ESTA申請時のよくある失敗と対策
申請情報の入力ミスによるトラブル
ESTA申請で最も多いトラブルは、パスポート番号や氏名、渡航情報などの入力ミスです。
入力内容に誤りがあると、承認が下りなかったり、入国時にトラブルになる可能性があります。
申請前にパスポートを手元に用意し、英字のスペルや数字を慎重に確認しましょう。
また、申請後に修正できる項目とできない項目があるため、間違いに気付いた場合は早めに対応することが大切です。
- パスポート番号・氏名のスペルミス
- 生年月日や渡航先住所の誤入力
- 修正できない場合は再申請が必要
忘れた場合の対応と再申請方法
ESTAの申請を忘れてしまった場合や、承認が下りなかった場合は、すぐに再申請を行いましょう。
公式サイトから再度申請することができますが、審査には最大72時間かかることがあるため、出発直前の場合は特に注意が必要です。
また、申請番号を忘れた場合でも、パスポート情報などで申請状況を確認できます。
焦らずに公式サイトの案内に従って手続きを進めてください。
- 申請忘れはすぐに再申請
- 申請番号がなくても状況確認可能
- 出発直前は特に注意
よりスムーズに進めるための手続きガイド
ESTA申請をスムーズに進めるためには、事前準備が重要です。
パスポートやクレジットカードを手元に用意し、公式サイトの入力画面をよく確認しながら進めましょう。
入力内容は必ず見直し、特にパスポート番号や氏名のスペルミスに注意してください。
また、申請後は承認状況をこまめにチェックし、万が一のトラブルにも迅速に対応できるようにしておきましょう。
- 必要書類を事前に準備
- 入力内容のダブルチェック
- 申請後の承認状況確認
ハワイ旅行でのESTA申請以外の注意点
ハワイ旅行での通信手段とアプリの活用
ハワイ滞在中の通信手段としては、現地SIMカードやWi-Fiルーターのレンタル、国際ローミングなどがあります。
旅行前に自分に合った方法を選び、必要な設定やアプリのダウンロードを済ませておきましょう。
Googleマップや翻訳アプリ、現地の交通アプリなどを活用すると、移動や観光がより快適になります。
また、緊急時の連絡先やホテル情報もスマホに保存しておくと安心です。
- 現地SIM・Wi-Fiルーターの活用
- 便利なアプリの事前ダウンロード
- 緊急連絡先の保存
空港での入国手続きと注意点
ハワイ到着後は、入国審査(イミグレーション)を受ける必要があります。
ESTAの承認があっても、入国審査官の質問には正確に答えましょう。
パスポートやESTAの控え、帰国便の航空券、滞在先の住所などをすぐに提示できるように準備しておくとスムーズです。
また、入国審査後の手荷物検査や税関申告にも注意し、禁止品や申告が必要な物品がないか事前に確認しておきましょう。
- 入国審査官の質問に正確に回答
- 必要書類をすぐに提示できるよう準備
- 税関申告にも注意
まとめ:ハワイ旅行に向けた準備の全体像
事前にやっておくべき準備リスト
ハワイ旅行を成功させるためには、ESTA申請をはじめとした事前準備が欠かせません。
パスポートの有効期限確認、ESTAの早期申請、航空券やホテルの予約、現地での通信手段や両替、アクティビティの予約など、出発前にやるべきことをリストアップしておきましょう。
準備リストを活用することで、忘れ物やトラブルを防ぎ、安心して旅行を楽しめます。
- パスポートの有効期限確認
- ESTAの早期申請
- 航空券・ホテルの予約
- 現地通信手段・両替の準備
- アクティビティの事前予約
旅行の成功に必要な心構えと注意点
ハワイ旅行を安全かつ快適に楽しむためには、余裕を持ったスケジュールと柔軟な対応力が大切です。
ESTA申請や入国手続き、現地でのトラブルにも冷静に対応できるよう、最新情報を常にチェックしましょう。
また、健康管理や貴重品の管理にも注意し、万が一のトラブル時には現地の日本大使館や領事館の連絡先を把握しておくと安心です。
事前準備と心構えをしっかり整え、思い出に残るハワイ旅行を実現してください。
- 余裕を持ったスケジュール(管理)
- 最新情報のチェック
- 健康・貴重品管理の徹底
- 緊急連絡先の把握

